2023/03/29
京都府宇治市 矢野歯科医院
歯科医師・院長 矢野隆嗣
歯の詰め物は、虫歯や歯の欠損部分を補修するために使用される治療法です。
詰め物の種類は様々で、適したものを選択することが大切です。
近年、ダイレクトボンディングという方法が注目を集めています。
この記事では、歯の詰め物とダイレクトボンディングについて解説します。
歯の詰め物
歯の詰め物は、虫歯や歯の欠損部分を補修するために使用される治療法です。詰め物の種類には、金属詰め物、セラミックス詰め物、コンポジットレジン詰め物などがあります。金属詰め物は強度が高く、長持ちしますが、見た目が気になることがあります。セラミックス詰め物は見た目が自然で、金属アレルギーのある方にも適していますが、割れやすいというデメリットがあります。コンポジットレジン詰め物は見た目が自然で、削る範囲を最小限にできるため、歯を健康な状態に保つことができます。
ダイレクトボンディングとは
ダイレクトボンディングとは、歯科医師が直接歯の表面にレジンを塗り付ける方法です。歯を削る必要がなく、歯の表面に保護膜を作ることができます。ダイレクトボンディングには、前歯の欠損部分を補修するための方法としても利用されています。ダイレクトボンディングは、治療期間が短く、費用も比較的安く済むため、人気があります。
ダイレクトボンディングのメリット
ダイレクトボンディングのメリットには、以下のようなものがあります。
- 歯を削る必要がないため、健康な歯を削ることがなく、治療後の歯の強度が保たれます。
- 痛みを伴わず、治療期間が短いため、通院回数が減り、負担が少なく済みます。
- 真っ白なレジンを使用することで、自然な仕上がりが期待できます。
- レジンを自由自在に成形することができるため、繊細な部位にも対応することが可能です。
ダイレクトボンディングのデメリット
ダイレクトボンディングのデメリットには、以下のようなものがあります。
- 耐久性が低く、長期的なメンテナンスが必要な場合があります。
- レジンが磨耗しやすく、食事や歯磨きなどの生活習慣によっては、すぐに摩耗してしまうことがあります。
ただし、摩耗してもダイレクトボンディングは技工がないため、即日の修正が可能になります。
まとめ
歯の詰め物には、金属詰め物、セラミックス詰め物、コンポジットレジン詰め物などがあります。近年、歯の表面に直接レジンを塗り付けるダイレクトボンディングが注目を集めています。ダイレクトボンディングは、削る範囲を最小限にできるため、歯を健康な状態に保つことができます。しかし、耐久性が低く、長期的なメンテナンスが必要になる場合があるため、適切な治療法を選ぶことが重要です。
京都府宇治市 矢野歯科医院
歯科医師・院長 矢野隆嗣