矢野歯科医院
         

新しいマウスピース矯正-シャープメモリーアライナー(SMA)をご存知でしょうか?|京都府宇治市伊勢田町の歯医者・歯科|矢野歯科医院 宇治歯科診療所

〒611-0044 京都府宇治市伊勢田町名木3丁目1ー4

0774-44-7234

メニュー

新しいマウスピース矯正-シャープメモリーアライナー(SMA)をご存知でしょうか?
  • HOME
  • ブログ
  • 新しいマウスピース矯正-シャープメモリーアライナー(SMA)をご存知でしょうか?

京都府宇治市の歯医者 矢野歯科医院

院長・歯科医師 矢野隆嗣

矯正治療の選択肢としてマウスピース矯正が有名になってきましたが、

マウスピース矯正には様々な種類があることはご存じでしょうか?

インビザライン、アソアライナー、クリアラインなどなど、どのメーカーがどう違うのか、中々比較が難しいかと思われます。

これらのマウスピースは全て院内で作成した治療計画を元に各メーカーに作成依頼する外部作成のマウスピースです。

最近、インハウス矯正という言葉を聞かれたことはありませんか?

インハウスとは”院内で”という意味で、

つまり矯正装置を院外に依頼するわけではなく、院内作成のマウスピースで矯正治療を行います。

院内で撮った患者様のデータから、院内で作成した治療計画をもとに、院内でマウスピースを作成します。

 

ところで、皆さんはピザ🍕を食べに行きたくなったとき、

出来合いの物を加熱して提供しているお店と、店内に窯があり注文後に焼き上げるお店

どちらを選びますか?

後者の窯がある店の方がピザ屋としては専門性が高いお店なのでそちらを選ぶ方が多いのではないでしょうか?

歯科医院でも同じで、院内でマウスピースを作成する方がより専門性の高い医院と言えます。

 

世界では近頃、矯正治療の分野において注目され

今後は外部作成のマウスピースからインハウス矯正に移行していく流れが見られています。

当院ではこのインハウス矯正をシャープメモリーアライナー(SMA)を使用して行っています。

 


目次

1.インハウス矯正のメリット

  1-1.スピード

  1-2. 治療結果

  1-3. 装置のクオリティ

2.症例写真

3.インハウス矯正のデメリット


 

インハウス矯正のメリット

1.スピード

院外に依頼して作成するのと、院内で作成するのとではまず、治療を開始できるスピードに大きな差があります。

当院で扱っているマウスピース矯正のひとつである、インビザラインでは、

患者様の口腔内や顔写真のデータをアライン・テクノロジー社(アメリカ)に送る↓

治療計画を作成し、アライナーを作成↓

完成したアライナーが郵送される

この期間におおよそ1ヶ月かかります。

院内作成であれば、院内でデータを取りそのまま計画作成することが可能なため、おおよそ1週間で作成できます。

また、通常矯正治療中は歯の動きに合わせてマウスピースを作成しなおすことがあります。

その場合も同じく1ヶ月は新しいマウスピースが届きません。

院内作成の場合、その都度調整し作成が可能なため、期間があいてしまうことなどなく治療が行えます。

 

2.治療結果

治療計画を立て作成を行う際に、

データ上で計画を伝えるのと比べ、担当医自ら行うのとでは、細かな点の相違が起こりにくくなり治療結果が大きく変わります。

また、治療計画を立てる際にはシュミレーションソフトを使用します。

インビザラインではクリンチェックというソフトを使用しますが、クリンチェックのみでは骨の状態などがしっかりとわからないため分析のソフトが必要になります。

当院ではNemo(NemoStudio)というソフトウェアを使用し、細かく骨の状態を分析した上で計画をしています。

矯正治療では歯並びを整えることはもちろん、お顔に対してどういうスマイルラインが美しいのか、

どう正中に対して並んでいると美しいのかということがとても重要だと思います。

Nemoを使用することで、お顔に対してどう歯を並べると美しいのか、歯と骨と顔を全て組み合わせ、細かく丁寧にプランニングすることができます。

 

3.装置のクオリティ

院内で作成する場合では装置に使用する素材に決まりもないため、よりこだわったものを使用することができます。

シャープメモリーアライナー(SMA)とは 形状記憶素材のダイレクトプリントアライナーのことを言います。

計画したマウスピースを3Dプリンターで作成するインハウスアライナーです。

お湯につけると変形した形状がリセットされて柔らかくなり、その柔らかい状態で歯にはめると、口腔内の体温(37度)になるにつれ記憶した形状に戻る素材でできています。

柔らかい状態でつけるため、従来のマウスピースの素材と比べかなりフィット感がいいものとなっています。

歯への適合がかなりいいので、治療計画の通りの治療が行いやすく、従来のマウスピースと比べ短期間での治療が可能になります。

 

当院の症例写真

実際に昨年からシャープメモリーアライナーでの矯正を始めた方の症例写真です

1年経たないうちに大きく歯並びが移動していることが見られます。

治療前はいわゆる八重歯やガミースマイルといい、笑うと歯茎が目立つ状態でしたが、

この9か月でそれらの改善も見られます。

 

インハウス矯正のデメリット

インビザラインなどの作成依頼をしたマウスピースと同様、

・しっかりと装着していないと歯が動かない、

  つまり1日に22時間はめていただかないといけない

 (これは、メリットでもありワイヤー矯正と比べて取り外しが可能です。)

・食事の際は外さないといけない

・装着する前に歯磨きを丁寧にしなければならない

 (ワイヤー矯正と比べて、装置を外して磨くことができるので虫歯のリスクが低いです。)

 

これらのデメリットは高い治療効果と比べるとかなり些細なデメリットではないでしょうか。


 

最先端の治療を受けることは治療の効果がまだ知れ渡っていない分、不安を感じられることもあるかと思います。

ですが、日々進歩していく医療技術の中で最先端の治療が標準治療になるにはかなり時間がかかります。

現在、外部作成のマウスピースからインハウス矯正に移行していく流れが世界では見られています。

ご自身にあった最善の治療方法を見つけるために、シャープメモリーアライナーの良さを知っていただければと思います。

当院の矯正費用はこちら

京都府宇治市の歯医者  矢野歯科医院

院長・歯科医師 矢野隆嗣